【БОМБИТ】
2020年08月19日
【現代ロシア語】スラング
ロシア語:бомбит, горит(動詞、不完了形)
読み方: 「ボンビート」bombit「ゴリート」gorit
意味:イライラしている、頭にきている、怒らせる、カンカン怒っている、激怒する
【解説】
元々の"бомбит"は「爆弾を投下する、爆発させる」、"горит" は「燃えている」の意味があります。数年前、ロシアの若者がбомбит (горит) пукан「お尻が燃えている(爆発している)」という新しい表現を使い始めたのです。インターネットで何かの侮辱の言葉を聞いたり、甚だしく批判されたりしたら、お尻が燃えているかのように(あるいは爆発しているかのように)じっと椅子に座れなくなってカンカンと怒ってしまった様は、この表現であるбомбит пуканです。ちなみに、пуканは俗の「お尻」です。
【豆知識】
現代ロシアの文化でもこのスラングの使用を見かけます。
例えば、ロシアのポップ・ミュージックの歌手であるチーマティ(Тимати)の2015年の歌には、«Я вижу хейтеров - у них опять бомбит»「僕を忌み嫌う人が見えたぜ。彼らが僕を妬んでカンカンと怒りよる」という歌詞があります。
【例文】
- Мы победили! Вот, наверное, у фанатов проигравшей команды сейчас бомбит!
私たちは勝った! 負けたチームのファンたちが今どんだけ怒ってるだろうw - У меня горит с его манер.
彼はマナーなんか知らないんだ。なんて頭に来るやつだ。